
サッカーのワールドカップ(W杯)北中米3カ国大会に臨む日本代表26人が15日、発表された。けがで代表から離れていた主将・遠藤航選手(33)らの名前が読み上げられると、恩師たちは胸をなで下ろした。
横浜市立南戸塚中で遠藤選手を指導した高橋奨さん(52)は「信じていたけど、やっぱりうれしかった」と声を弾ませる。2月に痛めた左足の手術の後には「慌てないで」とメッセージを送り、1週間ほど前にも「楽しみにしているよ」と連絡を取ったが、代表選出に向けた話題にはならなかった。
「いよいよ世界の頂に向けてのスタートだ」と高橋さん。「チームファーストで動ける人間性も評価されているはず。一つ一つ勝利をつかんでほしい」と期待を寄せた。
かつて指導した多くの選手が代表に選出されたU20(20歳以下)日本代表の元監督、内山篤さん(66)は、自宅で会見を見守った。中でも、冨安健洋選手(27)の名前が呼ばれた瞬間、「本当に苦しかったと思う」と涙が出たという。
右膝の手術で長期離脱していた冨安選手は3月、1年9カ月ぶりに代表に招集されたが、試合直前にけがをし、参加を見送った。内山さんは「『無理せず治してくれ』と何度も伝えてきた」と振り返る。
けがの影響で選出されなかった選手もいる。内山さんは「その思いも背負って団結して戦うのがサムライブルー。期待しかない」と力を込めた。
【時事通信社】
〔写真説明〕サッカーW杯北中米3カ国大会のメンバーを発表する日本代表の森保一監督(中央)。右は宮本恒靖日本サッカー協会会長、左は山本昌邦ナショナルチームダイレクター=15日午後、東京都港区
2026年05月15日 20時35分