みらい、政権との距離課題=「実現」路線、多数派工作の標的に



チームみらいは18日、結党以来初の党大会を東京都内で開いた。デジタル技術を活用した「民主主義のアップデート」を目指し、公約実現のため与野党を問わず協力する是々非々路線を改めて打ち出した。ただ、参院で過半数を持たない与党の多数派工作に利用される面もあり、高市政権との距離感が課題となる。

大会で採択した活動計画に、「急速な規模の拡大は追わない」として来春の統一地方選で候補者を絞り込む方針を明記。他党と法案の共同提出などを重ね、「政策を前進させた実績」を残すことを目標に据えた。採決には自前のアプリを用いた。

安野貴博党首は記者会見で「(与野党の)どちらかとしか付き合わない、ということではない」と強調した。

会場は秋葉原駅近くの複合施設。託児スペースをホール後方に設け、子育て世代への配慮を見せた。

みらいは昨年5月、人工知能(AI)エンジニアの安野氏が旗揚げした。2カ月後の参院選で同氏が当選。今年2月の衆院選で11議席を獲得した。

議員のほとんどは新人。だが、システムやツールの開発に当たる「エンジニアチーム」を設けたり、他党の議員を対象にAI勉強会を開いたりして永田町で異彩を放つ。

今国会、みらいは高額療養費の負担上限引き上げに関して実態調査を求める法案を中道改革連合、共産党と3党で提出。参政党とは企業・団体献金禁止法案を一緒に出した。終盤は高市政権の強引な国会運営に対し、中道や国民民主党などと共に審議を拒否した。

一方、与党とは「副首都」創設法案の修正協議を進め、情報通信技術の活用に関する規定を盛り込むことで合意。他の野党が反対する中、賛成に回ることを決めた。

自民党と日本維新の会はみらいについて、参院での「補完勢力」として期待してきた。国民民主の議員は「みらいは政治経験が浅い。与党にうまく丸め込まれただけだ」と指摘した。

【時事通信社】 〔写真説明〕チームみらいの第1回党大会でプレゼンする安野貴博党首=18日午後、東京都千代田区 〔写真説明〕チームみらいの第1回党大会でプレゼンする安野貴博党首=18日午後、東京都千代田区

2026年07月18日 20時52分


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