
【ワシントン、カイロ時事】米中央軍は1日、イランの精鋭軍事組織「革命防衛隊」を標的に攻撃を行ったと発表した。トランプ米大統領はSNSで、原油輸送の要衝ホルムズ海峡への機雷敷設の動きや、米軍基地に向けて8発のミサイルを発射したことへの「大規模かつ強力な」報復としている。
中央軍によれば、標的は防空拠点やレーダーシステム、機雷敷設の設備など。米ニュースサイト「アクシオス」は、米軍が停泊中だったイラン政府のタンカーも攻撃したと報じた。ホルムズ海峡でのイランによる船舶攻撃を抑止するために実施したという。
トランプ氏は、イランが反撃に出れば、より激しい攻撃を行うと警告した。ただ、「最大の攻撃」にはならないと述べ、再び報復を行う事態になっても、当面は限定的になるとの認識を示した。一方で、最大の攻撃は「出番を待っている」とも主張した。
イラン国営メディアによると、南部を中心に少なくとも12人が死亡。南部ホルムズガン州シリクでは、結婚式が行われていた住宅にミサイルの破片が直撃し、子供を含む少なくとも5人が犠牲となった。
ガリバフ国会議長はSNSで、今年2月に南部ミナブの小学校で児童ら約170人が死亡した攻撃と重ね合わせ、結婚式攻撃を糾弾。「悪魔のように標的を選び、殺す。まさに悪魔だ」と非難した。
革命防衛隊は「報復」を宣言。イラン側はヨルダンやバーレーン、イラク、クウェート、アラブ首長国連邦(UAE)の米軍拠点を標的に攻撃を加えた。また、革命防衛隊は声明で「ホルムズ海峡封鎖を強化した」と主張した。
【時事通信社】
〔写真説明〕イラン南部ホルムズガン州シリクで、米軍の攻撃で被害を受けた結婚式の会場(イラン赤新月社が2日提供)(AFP時事)
2026年09月03日 07時17分