基準地価5年連続プラス=全国平均1.5%上昇―名古屋圏で上げ幅縮小・国交省



国土交通省は15日、2026年の基準地価(7月1日時点)を公表した。全国平均では、全用途で1.5%、住宅地が1.0%、商業地が2.9%のプラスとなり、いずれも5年連続の上昇となった。国交省は、景気の緩やかな回復が進む中、全体として上昇基調が続いていると分析。特に都市部やリゾート地などの住宅需要が堅調で、地方圏も4年連続で上昇した。

三大都市圏のうち、東京圏と大阪圏は全用途、住宅地、商業地全てで上昇幅が拡大し、全体をけん引した。一方、名古屋圏や、地方圏の中核である札幌、仙台、広島、福岡の「地方4市」は上げ幅が縮小。地価や建築コストの上昇が続き、高価格帯の住宅を買い控えたり、より安価に入手できる郊外物件を希望したりする動きが影響したとみられる。4市以外の地方圏は商業地の上昇幅が拡大した。

都道府県別に見ると、住宅地で上昇したのは20都府県で、前年と同数。長崎は横ばいからプラスに、栃木と山口はマイナスから横ばいへと転じた。商業地で上昇したのは34都道府県で、前年より4県(秋田、栃木、山梨、宮崎)増えた。

最も上昇率が高いのは、住宅地、商業地ともに東京。住宅地では12年ぶりにトップとなった。

全国で地価が最も高かったのは、住宅地が8年連続で「東京都港区赤坂1の14の11」。1平方メートル当たり750万円(前年643万円)だった。商業地は「東京都中央区銀座2の6の7」の明治屋銀座ビルが21年連続で最高となり、1平方メートル当たり5250万円(同4690万円)だった。

【時事通信社】 〔写真説明〕商業地の基準地価が最高価格地点となった明治屋銀座ビル=8日、東京都中央区

2026年09月15日 17時28分


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