相次ぐ企業説明会中止＝採用活動に打撃―新型肺炎
就職情報大手のマイナビ（東京）は２６日、開催の可否を検討していた２０２１年春卒業の学生向け合同企業説明会について、３月１５日まで中止すると発表した。新型コロナウイルスの感染拡大を踏まえた措置。「リクナビ」を運営するリクルートキャリア（東京）が既に３月末までの中止を決めているほか、主要企業の説明会も相次ぎ中止・延期に追い込まれており、採用活動への影響が深刻化してきた。
２１年春卒業予定の大学３年生らを対象とする会社説明会は３月１日に解禁。例年通りなら同日から一斉に始まるはずだが、今年は様子が異なる。
三菱商事が３月第１週まで、伊藤忠商事、キヤノンは３月中のセミナーを中止。三井物産や日本航空は３月中のインターンシップ（就業体験）の受け入れの見送りを決め、ＳＵＢＡＲＵ（スバル）も３月上旬に予定していた就活生向けの工場見学を取りやめた。
このほか、ＮＴＴグループ各社や三井住友信託銀行、セブン＆アイ・ホールディングスなどもセミナーの中止を検討している。就職情報サイト「キャリタス就活」を運営するディスコ（東京）も３月１日から１５日に予定していたイベントの中止を決めた。
【時事通信社】
2020年02月26日 19時52分
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