日銀が1日発表した9月の全国企業短期経済観測調査(短観)は、企業の景況感を示す業況判断指数(DI)が大企業製造業でプラス13と、6月の前回調査から横ばいとなった。電気機械がプラス11(前回プラス1)と大幅改善するなど、IT関連需要の世界的な回復が好影響を与えたが、中国を中心とした海外経済減速も懸念され、改善は足踏み状態となった。
DIは、業況が「良い」と答えた企業の割合から「悪い」を引いて算出する。農林中金総合研究所の南武志理事研究員は「企業の景況感はおおむね堅調さを保っているが、先行きを若干不安視していることも見て取れる」としている。
【時事通信社】
2024年10月02日 08時30分
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