KDDI社長ら報酬返納=架空取引、売上高2461億円水増し―子会社社長ら辞任、社員2人解雇



KDDIは31日、子会社ビッグローブ(東京)など2社の架空取引問題について調査結果を公表し、2社が2025年12月までに売上高を計2461億円水増し計上していたと明らかにした。同社は松田浩路社長ら幹部8人の役員報酬一部返納を決定。2社では社長ら幹部6人が辞任し、不正に関与した男性社員2人を懲戒解雇した。

架空取引により、329億円が外部の広告代理店に手数料として流出したことも公表した。松田社長は記者会見で「極めて重く受け止めており、心より深くおわび申し上げる」と謝罪した。

調査結果によると、2社を兼務して広告代理事業を担当していた社員2人が不正に関与。うち1人が遅くとも18年8月に架空取引を始めた。2社の広告代理事業の売上高のうち、約99.7%が架空取引だった。

社員は動機について、業績が想定を下回ったことで焦りが生じ、赤字の補填(ほてん)や売り上げ目標達成のために始めたと説明したという。KDDIは刑事告訴も検討している。

【時事通信社】 〔写真説明〕子会社ビッグローブなどの架空取引問題について、記者会見で謝罪するKDDIの松田浩路社長(左)=31日午後、東京都港区 〔写真説明〕子会社ビッグローブなどの架空取引問題について記者会見するKDDIの松田浩路社長=31日午後、東京都港区

2026年03月31日 19時51分


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