
SNSなどで強盗や特殊詐欺の実行役を募る「闇バイト」で、警察庁は6日までに、応募した人らを保護した数が昨年11月末時点で計544件に上ったと明らかにした。犯罪グループ側に個人情報を握られて脅されるケースが多いが、同庁は保護後に危害を加えられた事例は把握していないとし「脅されても加担せず、迷わず警察に相談してほしい」と呼び掛けている。
警察庁は2024年10月、闇バイトの応募者らから相談を受けた場合、本人や家族の一時避難や周辺のパトロール強化などの保護措置を適切に行うよう都道府県警に通達。啓発動画を公開するなどして対応を進めていた。
その後、昨年11月までに、本人や保護者らの要請を受けて全国で計544件の保護措置を実施。この中で闇バイトに応募した人の年代は20代が45.2%で最も多く、10代(24.8%)、30代(13.6%)と続いた。
応募経緯で最多となったのは「知人の紹介」で30.7%。「X(旧ツイッター)」が23.2%、「その他のSNS」が21.9%とSNS経由の募集も多く、警察は募集投稿の削除を要請するとともに、公式Xなどで警戒を呼び掛けている。
持ち掛けられた犯罪は銀行口座や携帯の売買が132件、特殊詐欺関係が124件、窃盗・強盗が17件など。特殊詐欺の電話をする「かけ子」は、大半がカンボジアなど海外への渡航を求められていたという。
【時事通信社】
〔写真説明〕警視庁が作成した闇バイトの啓発チラシ
2026年01月06日 07時17分