安定統治へ3段階計画=ベネズエラ暫定政権と協力も―米長官



【ワシントン時事】ルビオ米国務長官は7日、連邦議会で記者団に対し、南米ベネズエラの情勢安定化を図り、反体制派の恩赦や政権移行を通じて3段階で再建を進める計画を明らかにした。ただ、選挙実施の時期には触れておらず、ベネズエラの安定統治に向け、当面はロドリゲス暫定政権と協力を深めるとみられる。

計画は「安定」「復興」「移行」に分かれる。ルビオ氏は「ベネズエラが混乱に陥ることは望んでいない」と述べ、第1段階で国の安定化を目指すと表明。トランプ大統領が発表した最大5000万バレルの原油取引に触れ、収益をベネズエラ国民に分配する意向も示した。

第2段階では「国民和解のプロセス創出を開始する」と説明。マドゥロ前政権下で弾圧、投獄された反体制派の政治家や活動家を念頭に恩赦や釈放、亡命先からの帰国を進め、「市民社会の再建に取りかかることを可能とする」と語った。米企業の市場参入も促す。

第3段階では新政権への移行を実現する。ルビオ氏は「最終的には国を変革するのはベネズエラ国民だ」と強調。トランプ氏はこれまで「適切な時期に選挙を行う」と語っているが、ルビオ氏は数日以内に3段階計画の詳細を明らかにすると述べるにとどめた。

ルビオ氏はまた、ベネズエラとの原油取引に関し、「暫定政権に対する米国の影響力がいかに良い結果へとつながるかを目の当たりにしている」と指摘。カリブ海で7日に拿捕(だほ)した船舶について、原油取引の一環として暫定政権の要請を受けての行動だったと明らかにした。

【時事通信社】 〔写真説明〕7日、米ワシントンの連邦議会議事堂で取材に応じるルビオ国務長官(EPA時事)

2026年01月08日 18時02分


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