【ワシントン時事】米連邦準備制度理事会(FRB)のボウマン副議長(金融規制担当)は19日、西部ワイオミング州で講演し、暗号資産(仮想通貨)の仕組みなどを理解する上で、FRB職員による「ごくわずか」の暗号資産保有を認めることを検討する必要性を訴えた。
ボウマン氏はFRBが「暗号資産発行者を監督する枠組みをまもなく確立する」と指摘。その際、「所有や取引の流れを試してみるのは、何事にも代えられない」と強調した。
さらに、「スキーを履いたことがないのに、スキーを教える人は信頼できない」と言明。当局者が実際に、暗号資産を所有する意義を説いた。
〔写真説明〕ミシェル・ボウマン米FRB副議長=6月25日、ワシントン(AFP時事)
2025年08月20日 18時01分