米航空部品大手の買収完了=ボーイング、品質改善目指す



【ニューヨーク時事】米航空機大手ボーイングは8日、航空機部品大手スピリット・エアロシステムズの買収手続きを完了したと発表した。機体の品質管理の改善につなげる狙い。

スピリットは2005年、ボーイングがコスト削減を目的に自社の一部を分離・独立させて誕生した。スピリットに部品を外注する仕組みを採用したが、昨年1月には、米アラスカ航空が運航する737MAX9型機の機体側面の一部が吹き飛ぶ事故が発生。製造工程の欠陥が浮き彫りとなり、再びスピリットを傘下に置き、安全品質管理を強化する必要があると判断した。

〔写真説明〕ボーイング社のロゴ(AFP時事)

2025年12月09日 14時54分


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