11月の中国物価、0.7%上昇=くすぶるデフレ懸念



【北京時事】中国国家統計局が10日発表した11月の消費者物価指数(CPI)は、前年同月比0.7%上昇した。食品の値上がりを背景に、物価は2カ月連続で上昇。上げ幅も前月の0.2%から拡大した。ただ、景気の低迷で消費者は財布のひもを緩めておらず、デフレ懸念は依然くすぶっている。

食品価格は前月のマイナス2.9%から0.2%のプラスに転じた。天候不順で野菜価格が14.5%と大幅に上昇した影響が大きい。果物や牛肉も値上がりした。一方、価格変動の激しい食品とエネルギーを除いたコアインフレ率は1.2%と、前月から変わらずだった。

〔写真説明〕野菜を売る中国の店=11月30日、上海(EPA時事)

2025年12月10日 13時03分


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