
財務省が22日発表した2025年の貿易統計速報(通関ベース)によると、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は2兆6507億円の赤字だった。輸出額は過去最大だったが、米国向けは前年比4.1%減の20兆4140億円と5年ぶりに減少。米国の高関税政策が影響したとみられる。
貿易赤字は5年連続。赤字幅は前年から52.9%の大幅減少となった。
国別の貿易収支では、対米国が7兆5214億円の黒字だったが、黒字幅は2年連続で減少。自動車の輸出額は11.4%減の5兆3409億円。台数ベースでは1.1%減った。米国は25年4月から輸入車への追加関税を発動。日米合意を経て同9月に税率が引き下げられた。対中国は7兆9147億円の赤字で、赤字幅は2年ぶりに拡大した。
世界全体で見ると、輸出額は3.1%増の110兆4480億円。半導体等電子部品や食料品が伸びた。
輸入額は0.3%増の113兆987億円。中国からのパソコンやスマートフォンが増えた。一方、原油は11.5%減と3年連続で減少した。
同時に発表された25年12月の貿易収支は1057億円の黒字だった。輸出額は10兆4115億円と単月としては過去最大で、初めて10兆円台に乗った。中国を除くアジアへの輸出が増えた。
〔写真説明〕横浜港・本牧ふ頭に積まれたコンテナ=2025年4月、横浜市内
2026年01月22日 13時45分