
【ブカラ(インド西部)時事】自動車大手スズキは19日、インド西部グジャラート州に新設した同社2カ所目となるバイオガス工場を報道陣らに公開した。牛ふんを近隣農家から買い取り、工場で発酵させ圧縮天然ガス(CNG)車の燃料となるメタンを抽出。併設した充填(じゅうてん)スタンドで販売している。
牛ふん由来のバイオガスは温室効果ガス排出が実質ゼロのカーボンニュートラル燃料で、農家の所得向上にも寄与する。スズキが地場最大手の乳業組合などと連携して始めた実証事業の一環。
公開したブカラ工場は1月に開所した。1日100トンの牛ふんを取り扱い、約1.5トンのバイオガスを生産する。現時点でガスの販売だけで事業を成り立たせるのは難しいといい、メタンを取り出した牛ふんの残りかすを有機肥料として販売し、不足分を賄う方針。
〔写真説明〕19日、スズキが公開したバイオガス工場。手前は牛ふんを回収してきたトラクター、奥は発酵槽=インド西部グジャラート州ブカラ
2026年03月20日 17時24分