
連合は23日、2026年春闘で傘下の労働組合が経営側から受け取った回答の第1回集計結果を発表した。基本給を底上げするベースアップ(ベア)と定期昇給を合わせた賃上げ率の加重平均は5.26%だった。前年同時点の5.46%を下回ったものの、5%を超える高水準を維持した。
組合員300人未満の中小労組は5.05%と、前年同時点比0.04ポイント低下した。
18日の集中回答日では、長引く物価高や人手不足を踏まえ、自動車や電機など大手の経営側から満額回答が相次いだ。今後、労使交渉が本格化する中小企業にも高水準の賃上げが広がり、大企業との格差縮小につながるかが焦点となる。
連合の芳野友子会長は記者会見で集計結果について「好スタートが切れている」と評価。中東情勢の緊迫化に伴う経営環境の悪化懸念に対しては、「賃上げとは切り離して各加盟組合が交渉している」と説明した。
集計は23日午前10時時点で、回答を受け取った1100組合が対象。定昇を含む賃上げ獲得額では前年同時点比141円減の平均1万7687円だった。ベア分については、明確にわかる960組合の平均で442円増の1万3013円だった。
〔写真説明〕春闘の回答状況に関する第1回集計結果について記者会見する連合の芳野友子会長=23日午後、東京都千代田区
2026年03月23日 18時56分