証券子会社設立に意欲=投資銀行強化へ「2、3年後」―商工中金社長



商工中金の関根正裕社長は23日までにインタビューに応じ、株式発行による資金調達などを支援する投資銀行業務を強化するため、証券子会社の設立に意欲を示した。既存証券会社の買収も選択肢に挙げた上で、「2、3年後ぐらいまでに実現したい」と説明。通常の融資業務に加えて多様な金融サービスを手掛け、中小企業の成長を総合的にサポートする考えを表明した。

商工中金は、中小企業を中心に全国の約7万社と取引している。このほど策定した2035年に向けての長期戦略では、中小・中堅企業に特化した投資銀行業務への参入を柱の一つに掲げた。

関根氏は「取引先には上場を目指す会社も結構ある」と指摘。「企業の成長ステージに応じた金融機能をしっかりと提供していく」と強調し、企業の財務戦略立案やM&A(合併・買収)仲介などに注力する方針を示した。倉庫や旅館などの不動産を買い取って証券化する事業を行い、「資産を効率化したいというニーズに応える」とも語った。

地域金融機関との関係については、「商工中金だけで地域経済を支えることはできない」と述べ、連携していく姿勢を見せた。協力分野としては、協調融資や顧客紹介、自動車部品メーカー同士の系列を超えた提携の支援などを挙げた。

〔写真説明〕インタビューに答える商工中金の関根正裕社長=13日、東京都中央区 〔写真説明〕インタビューに答える商工中金の関根正裕社長=13日、東京都中央区

2026年03月24日 07時04分


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