社長ら13人報酬返上=営業利益212億円水増し―エア・ウォーター



産業ガス大手のエア・ウォーターは3日、昨年10月に発覚した不正会計問題に関し、6年間で営業利益を212億円水増ししていたと発表した。松林良祐社長は大阪市内で記者会見し「信頼を大きく損なった」と謝罪。松林社長が月額報酬の全額、他の役員12人が月額報酬の20~50%を、いずれも3カ月間返上する処分も公表した。

同社では2019年度以降、グループ会社も含めた計37社で在庫品の過大計上や評価損の先送り、売上高の二重計上などが確認された。売上高は累計669億円かさ上げされていた。松林氏は「従業員の教育ができなかった経営の責任。重く受け止める」と語った。

外部専門家らによる特別調査委員会は報告書で、豊田喜久夫前会長ら経営トップからの過度な業績プレッシャーや、不適切な会計処理の容認などが原因だと指摘した。しかし、同氏は既に辞任しており、処分の対象外で、対外的な説明もなかった。松林氏は豊田氏の責任を認めつつ、「現在の執行体制の中で説明していきたい」と述べるにとどめた。

〔写真説明〕不正会計問題で記者会見する松林良祐エア・ウォーター社長(右)ら=3日午後、大阪市北区

2026年04月03日 19時36分


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