
【ロンドン時事】石油輸出国機構(OPEC)とロシアなどの非加盟国で構成する「OPECプラス」の有志8カ国は5日、オンライン会合を開き、5月の原油生産量を日量20万6000バレル増やすことで合意した。イランと米イスラエルの交戦の影響で生産余力が限られ小幅増産にとどまったものの、事実上封鎖状態にあるホルムズ海峡が開放され、原油の輸送が本格的に再開した場合に備える。
有志8カ国はサウジアラビアやロシア、イラクなど。OPECに加盟するイランは含まれていない。毎月の生産方針を主導するこれら8カ国は今年1~3月、生産を据え置いたが、中東紛争拡大による供給混乱懸念からその後、増産再開に転じた。今回の合意についてロイター通信は、「名目上のわずかな上昇」で全体の供給にほとんど影響はないと分析。一方で「ホルムズ海峡が再開され次第、生産量を増やす用意があることを示すシグナルだ」との関係筋の見方も伝えた。次回会合は5月3日。
〔写真説明〕石油輸出国機構(OPEC)本部=オーストリア・ウィーン(EPA時事)
2026年04月06日 08時28分