
【ワシントン時事】米上院銀行委員会は14日、米連邦準備制度理事会(FRB)次期議長に指名されたウォーシュ元理事の人事について、公聴会を21日に開くと明らかにした。パウエル現議長に対する刑事捜査の影響で承認手続きが停滞しているが、ウォーシュ氏の議長就任に向け一歩前進した形だ。
当初想定よりも大幅に遅れていた公聴会日程は決まったものの、最終手続きが円滑に進むかは見通せない。同銀行委に所属するティリス議員(共和)が、FRB改修工事に絡んだ司法省によるパウエル氏への捜査が続く限り、「FRBに関するいかなる指名承認にも反対する」と表明してきたことが背景にある。
パウエル氏が議長としての任期を終えるのは5月15日。ホワイトハウスのハセット国家経済会議(NEC)委員長は米メディアのインタビューで、ウォーシュ氏が5月からFRBを率いると「強く確信している」と強調。ただ、捜査の着地点が見えない中、上院本会議での採決が遅れ、「パウエル氏が暫定議長として留任する」(日系証券エコノミスト)との観測が強まっている。
〔写真説明〕米連邦準備制度理事会(FRB)のウォーシュ元理事=2014年12月、ロンドン(EPA時事)
2026年04月15日 13時01分