大手証券4社の2026年3月期連結決算が27日、出そろった。全社が増収増益で、野村ホールディングス(HD)など3社が売上高に当たる純営業収益、純利益ともに過去最高を更新した。26年3月期は1年間で日経平均株価が4割超上昇。好調な株式相場が追い風となり、各社とも株式関連収益が増大した。活況を呈しているM&A(合併・買収)関連業務も各社の収益を押し上げた。
野村HDは、純利益が2期連続で最高値を更新。株高を受けた取引手数料の増加に加え、投資信託などの預かり資産が拡大。残高に応じて得られる信託報酬など安定収益も拡大した。森内博之財務統括責任者は「貯蓄から投資への流れが継続し高水準を維持している」と語った。
大和証券グループ本社も純利益が12年ぶりに最高益を更新。個人向けなどの営業部門は、経常利益で前期比4割近くの大きな伸びを見せた。
SMBC日興証券は、株式投信などの預かり資産残高拡大が業績に貢献。M&Aに関する助言業務も伸びた。三菱UFJ証券ホールディングスは、最高益には達しなかったものの、25年4~6月期に不振だった国内営業が回復。国内機関投資家向けの取引が好調だった。
2026年04月28日 19時43分
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