
参院予算委員会は27日、高市早苗首相と関係閣僚が出席し、「内外の諸課題」をテーマに集中審議を行った。首相はイラン情勢の緊迫化を踏まえた経済対策を巡り「現時点で補正予算の編成が必要な状況とは考えていない」と強調。「経済活動を今止めるべきではない」と語り、燃油などの節約要請に慎重な考えを示した。
首相は燃料・石油製品の供給不安が高まっていることについて「代替調達の進展や備蓄原油の放出を通じて、日本全体として必要となる量は確保できている」と重ねて説明。「国民の命と暮らし、経済活動への支障が及ばないように全力を尽くす」と表明した。立憲民主党の森本真治氏への答弁。
首相は再審制度を見直す刑事訴訟法改正案について、国会提出に意欲を示しつつ、与党内の議論を見守る考えを示した。「最適なものを提出したい」と述べた上で「私一人の政治決断で決めていいことではない」と語った。立民会派の泉房穂氏への答弁。
日本維新の会の片山大介氏は皇族数確保に関する皇室典範改正に向けた政府の迅速な対応を要求。首相は「国会での議論がまとまり次第、速やかに法律案を用意し、提出したい」と答えた。
【時事通信社】
〔写真説明〕参院予算委員会で答弁する高市早苗首相=27日午前、国会内
2026年04月27日 12時59分