
【カイロ時事】アラブ首長国連邦(UAE)のマズルーイ・エネルギー相は28日、米CNBCテレビに対し、石油輸出国機構(OPEC)脱退の意義について、自国が主導する形で生産目標を達成するには「あらゆる制約から脱却することが重要だ」と強調した。UAEはOPECの盟主サウジアラビアと原油生産枠を巡り対立を繰り返していた。
マズルーイ氏はまた、イラン紛争に伴い原油輸送の要衝ホルムズ海峡が事実上封鎖され、輸出が停滞する状況であれば、市場への影響を抑えられると判断し、あえてこのタイミングでの脱退を決めたと明かした。同氏はロイター通信に、サウジを含む加盟国と事前に脱退を巡り直接協議はしていないと説明。一方的に離脱するもようだ。
UAEのジャベル産業・先端技術相はX(旧ツイッター)への投稿で、「長期的なエネルギー戦略と真の生産能力、国益と世界のエネルギー市場の安定」の観点から「主権に基づく判断」を下したと強調。自身が最高経営責任者(CEO)を務めるアブダビ国営石油会社(ADNOC)の重点項目は「変わらない」と述べ、拡大する世界のエネルギー需要に応えると表明した。
〔写真説明〕アラブ首長国連邦(UAE)のマズルーイ・エネルギー相(AFP時事)
2026年04月29日 08時27分