「議長として最後の会見」=理事には残留、捜査考慮―パウエル氏



【ワシントン時事】「今回が議長として最後の記者会見だ」。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は29日の記者会見で、退任を正式に表明した。FRB本部改修工事に絡む自身への刑事捜査が影響し、ウォーシュ次期議長の承認手続きが滞っていたため、来月15日の任期満了後も「暫定議長」としてFRBを指揮する可能性が浮上していた。

一方、司法省による刑事捜査が完全に終了するまではFRB理事にとどまる意向を示した。理事退任の時期は「適切だと思う時だ」と述べるにとどめた。司法省は捜査取り下げを明言したものの、今後再開されるリスクも考慮した形だ。

トランプ大統領の度重なる利下げ要求に加え、現職議長への刑事捜査で、FRBの独立性は大きく揺らいだ。パウエル氏は「政治的要因を考慮せずに金融政策を実行する能力が脅かされている」と懸念を示した。

〔写真説明〕記者会見する米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長=29日、ワシントン

2026年04月30日 09時48分


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