
【ニューヨーク時事】30日の欧米外国為替市場の円相場は、円買い・ドル売りが殺到し、一時1ドル=155円台半ばまで急騰した。東京市場に比べ一気に約5円の円高・ドル安が進んだことから、市場では日本政府・日銀が円安是正のために為替介入に踏み切ったとの見方が強い。ニューヨーク市場の午後5時現在は156円58~68銭と、前日同時刻比3円68銭の大幅な円高・ドル安。
前日29日のニューヨーク市場では、米国とイランの戦闘終結に向けた協議の先行き不透明感を背景に「有事のドル買い」が加速。一時160円台半ばまで下落していた。
片山さつき財務相は30日、「断固たる措置を取るタイミングが近づいている」と発言。三村淳財務官も「最後の退避勧告だ」と為替介入に踏み切る可能性を強く示唆した。一連の発言の直後に、市場では円を買ってドルを売る動きが急速に強まった。
介入の観測が広まり、これまで円売り・ドル買い姿勢に傾いていた向きが、急速に円を買い戻したことも円高の流れを加速させた。日系金融筋は「(介入があったとすれば)多くの人が警戒していたタイミングで、効果は大きかった」と指摘した。
〔写真説明〕米ニューヨーク・ウォール街(EPA時事)
2026年05月01日 08時42分