円相場、介入でも下落継続の見方=「有事のドル買い」、貿易赤字で



円相場が乱高下している。4月30日の東京外国為替市場で、一時1ドル=160円台後半と約1年9カ月ぶりの円安水準を付けた後、海外市場で155円台半ばに急騰。政府・日銀が円安阻止へ円買い・ドル売り介入を実施した。ただ、イラン情勢を受けた「有事のドル買い」や、原油高による日本の貿易赤字拡大を意識した円売りが進みやすい状況は変わらず、今後も円安基調が続くとの見方は多い。

米イスラエルによるイラン攻撃の開始から2カ月が経過したが、米国とイランの停戦交渉は停滞し、事態収拾の道筋は見えない。ホルムズ海峡の事実上の封鎖長期化は避けられないとの見方から原油価格は高止まりしている。原油高は、エネルギーを輸入に頼る日本の貿易収支悪化に直結し、海外への支払い増加を通じて円安を助長する。

〔写真説明〕1ドル=155円台に上昇した円相場を示すモニター=4月30日、東京都中央区

2026年05月01日 20時12分


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