【ロンドン時事】石油輸出国機構(OPEC)とロシアなどの非加盟産油国で構成する「OPECプラス」の有志7カ国は3日、オンライン会合を開き、6月の原油生産量を日量18万8000バレル引き上げる方針で一致した。増産は3カ月連続。ただ、米国とイランによる停戦交渉の先行きが不透明な中、ホルムズ海峡封鎖に伴う混乱が続いており、多くの国々は割当量の達成が難しいとみられる。
有志7カ国はOPEC盟主のサウジアラビアやロシア、イラクなど。アラブ首長国連邦(UAE)が1日付でOPECとOPECプラスを脱退して以降、初の会合だった。
今回の決定は、段階的に進めてきた自主減産の縮小方針に沿うもので、4月と5月の増産量からUAE分を除外した格好。戦闘が終結した場合、迅速な供給拡大が可能であることを市場に示す狙いがある。
ただ、仮に情勢が安定し海上輸送が正常化しても、サウジやイラクの石油関連施設はイランによる攻撃で被害を受けており、供給回復には一定の時間が必要との見方が市場では一般的だ。
2026年05月03日 21時05分
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