
日銀が10日発表した5月の国内企業物価指数(速報値、2020年平均=100)は134.5となり、前年同月比6.3%上昇した。上げ幅は23年3月以来、3年2カ月ぶりの高水準。中東情勢の悪化で原油価格が高止まりし、石油・石炭製品のほか化学製品など幅広い品目で値上がりの動きが広がった。
企業物価指数は、企業間で取引されるモノの価格を示す。上昇幅は前月の5.3%から拡大した。調査対象の515品目のうち、418品目が上昇、82品目が下落した。
ホルムズ海峡の事実上の封鎖で、ナフサなどの供給不安が広がり、石油・石炭製品は13.8%上昇(前月は5.3%上昇)、ポリエチレンなどの化学製品も13.4%上昇(同10.1%上昇)した。また、中東の生産拠点が攻撃を受けた影響で、アルミニウムなどの価格が高騰。非鉄金属は42.2%の大幅上昇(同37.9%上昇)となった。
〔写真説明〕日銀本店=東京都中央区(AFP時事)
2026年06月10日 13時01分