上昇加速も、変わらぬAI偏重=銘柄の3割、前年末水準届かず―日経平均



日経平均株価は18日、終値で初めて7万円台に乗せた。6万円に到達してからわずか2カ月足らずで大台が切り上がり、上昇ペースは加速している。ただ、投資資金は相変わらず人工知能(AI)関連に集中。構成銘柄の3割は前年末の水準を下回る状況で、「日経平均が示すほどには日本株は強くない」(大手証券)のが実態だ。

2024年3月4日に日経平均が終値で初めて4万円を突破した後、25年10月27日の5万円到達まで1年半以上を要した。しかし、半年後の26年4月27日には6万円を突破。その後、2カ月もたたずに7万円の大台に乗せた。

短期間で日経平均を押し上げたのは、AIデータセンター建設ブームの恩恵を受ける半導体や電子部材の関連銘柄だ。4月28日から6月18日までの日経平均の上昇幅の半分は、東京エレクトロン、キオクシアホールディングス、ソフトバンクグループの3銘柄だけで説明できる。

今後の見通しについて、市場関係者は「ハイテク株がけん引する相場は続きそうだ。何が原因で上昇が止まるか、どこで止まるか分からない」(民間シンクタンク)と話す。

一方、上昇相場に取り残される銘柄も少なくない。日経平均の構成銘柄の3分の1は18日時点で前年末の終値に届かず、その中にはトヨタ自動車や任天堂といった日本を代表する企業の名前も含まれる。「世界的に投資マネーは勢いのあるAI関連に群がり、株価指数は現実の経済を映しにくくなっている」(投資助言会社)。

〔写真説明〕東証の株価を表示する大型ディスプレー=東京都中央区(AFP時事)

2026年06月18日 21時04分


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