18日に開かれたニデックの株主総会。相次ぐ不正に関し、株主からは創業者・永守重信氏への批判や責任追及の声が噴出した。「愛想が尽きた」「自分に見る目がなかった」。会社への信頼とともに、かつてのカリスマ経営者の威光も失墜した。
総会には前回を約100人上回る約750人が出席、全体で4時間弱の長丁場となった。「腹が立って仕方ない。こんないいかげんな会社の株を買っていたのか」。質疑に立った株主からは、裏切られたという思いがあふれた。
東京都の20代男性株主は「成長し続ける企業と思って株を買った。自分に見る目がなかった」と嘆いた。
永守氏の発言を求める声も上がったが、発言はなかった。名古屋市の50代男性株主は「『悪かった』の一言でもあれば」と残念がった。
ニデックは東証の「特別注意銘柄」に指定されており、上場を維持できるのかを問う質問も相次いだ。岸田光哉社長は「上場維持を絶対にやり遂げようという気持ちで日々進んでいる」と防戦に追われた。
同社の株主総会は、永守氏と株主の丁々発止のやりとりが「名物」だったが、様相は一変した。株主からは「永守氏の話を聞きたいがために会場まで来ていた。いないならライブ中継で十分」との声も上がった。
2026年06月18日 18時49分
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