
赤沢亮正経済産業相は18日、省内で出光興産の木藤俊一会長と面会した。米イランが戦闘終結の覚書に署名し、中東情勢の緊張緩和が期待されるものの、ホルムズ海峡を通過しない原油の代替調達を継続する考えで一致した。
赤沢氏は冒頭、「まだ予断を許さない状況が続くため、緊密に連携を取り、安定供給の確保に取り組みたい」と表明した。米イランの合意に関し、木藤氏は「ホルムズ海峡が安全に通航できることを願うばかりだ」と強調。さらに「今回の経験を学びに、あらゆる観点から原油の代替調達手段の検討を加えていく」と述べた。
今後の原油調達を巡っては、コスモエネルギーホールディングスの山田茂社長が同日の記者会見で、経済合理性を考慮すれば「脱中東」でなく「脱ホルムズ」が重要だと指摘。中東産油国のパイプライン活用に加え、官民一体で産油国備蓄の増強を検討したいとの考えを示した。
〔写真説明〕赤沢亮正経済産業相(右)と出光興産の木藤俊一会長=18日午後、経産省内
2026年06月18日 19時08分