NY原油、一時80ドル台=1カ月ぶり高値



【ニューヨーク時事】ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は13日、エネルギー輸送の要衝ホルムズ海峡の通航が再び混乱に向かうとの懸念が強まる中、急騰した。米国産標準油種WTIの終値は、前週末比6.73ドル(9.42%)高の1バレル=78.14ドルと、約1カ月ぶりの高値。その後の時間外取引でさらに買われ、一時80ドル台に上昇した。

中東情勢では、イランの精鋭軍事組織「革命防衛隊」による同海峡を通航する民間船舶への攻撃と、米側の報復で緊張感が再び高まっている。革命防衛隊に近いタスニム通信は12日、同隊が海峡を封鎖したと主張したと伝えた。

トランプ米大統領も13日、SNSでイランに対する海上封鎖を再開すると投稿。米国は同海峡を通過する貨物に対し、安全確保の見返りに「20%の対価」を求める方針を示した。中東産原油の供給が回復に向かうとの期待が後退し、原油相場を押し上げた。

原油高騰で投資家心理が悪化した株式市場では、売りが優勢の展開となった。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前週末終値比138.37ドル安の5万2498.64ドルで終了。ハイテク株中心のナスダック総合指数は408.43ポイント安の2万5873.18で引けた。

2026年07月14日 09時48分

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