利上げ、9月会合でしっかり議論=中銀として適切に判断―日銀の増委員



日銀の増一行審議委員は10日、福井市で記者会見し、追加利上げについて「為替や原油価格などを全部細かく点検、検証した上で、しっかりと次の会合で議論する」と述べた。次回の金融政策決定会合は今月17、18両日に開かれる予定だ。

日銀が前回利上げしたのは6月。これまでは半年に1回程度のペースで利上げしてきたことから、増氏は「9月ということでも、加速といえば加速だ」と指摘した。

増氏は同日の講演で、一時的な要因を除く基調的な物価上昇率について、「(目標とする)2%の下にいるものの、かなり近接している状況だ」と指摘。その後の会見では「大幅で急激な上昇は、今危惧してはいない」とした上で、「2%に届いたら、うまく安定させていくことが一番の課題だ」との認識を示した。

ベセント米財務長官が、繰り返し日銀に利上げを促す発言をしていることに関しては「(金融正常化に向けた)調整はわが国の中央銀行として適切に判断していく」と説明。日銀として独立した政策運営を心掛ける姿勢を強調した。

〔写真説明〕記者会見する日銀の増一行審議委員=10日午後、福井市

2026年09月10日 18時22分


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