日米長期金利高騰を警戒=利上げは「適切」―IMF専務理事



【ワシントン時事】国際通貨基金(IMF)のゲオルギエワ専務理事は7日、バンコクで来週開かれるIMFと世界銀行の年次総会を控えてシンガポールで講演し、日本や米国などでの長期金利の高騰に警戒感を示した。その上で、日米や欧州の中央銀行が利上げに踏み切ったことは「非常に適切だ」と評価した。

ゲオルギエワ氏は、日本の10年物国債利回りが約30年ぶり、米国は約19年ぶりの高水準に達し、「依然として上昇している」と危機感を表明。財政悪化や公的債務の膨張などが世界経済に影響を及ぼす要因になるとして、「緊急かつ包括的な政策対応が必要だ」と強調した。

中東情勢の悪化に伴うエネルギー価格高騰の世界経済への打撃は「大きいが落ち着いている」と分析した。ただ、人工知能(AI)関連の投資ブームや資源価格上昇などがインフレを助長していると指摘。各国にとっては「用心しつつも、(金融引き締めに積極的な)タカ派姿勢を取るのに今が良いタイミングかもしれない」との見方を示した。

〔写真説明〕国際通貨基金(IMF)のゲオルギエワ専務理事=4月17日、米ワシントン(EPA時事)

2026年10月07日 15時44分


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