
【バンコク時事】日銀の植田和男総裁は16日、20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議など一連の会議終了後に記者会見し、一時的な変動要因を除く基調的な物価上昇率について「(目標の)2%にかなり接近している」との認識を改めて示した。その上で「これ以上、上がることは容認できない」と強調。「2%程度で安定させていく観点がこれまでよりも重要になってくる」として、利上げを継続する考えを示した。
日銀は9月の金融政策決定会合で、政策金利を1.25%に引き上げたが、植田氏は「金融環境が緩和的な状態が続いている」と説明した。今後の利上げのタイミングやペースは、中東情勢や人工知能(AI)関連需要、為替相場の動向を踏まえて検討していく方針を示した。
〔写真説明〕記者会見する植田和男日銀総裁=16日、バンコク
2026年10月16日 22時04分