
ニデックは27日、昨年発覚した不正会計に関し、創業者の永守重信氏ら歴代社長5人を含む9人に対し、損害賠償を求めて提訴することを決めたと発表した。今後それぞれの請求額を精査した上で、訴訟を提起する。
経営陣の責任を調べていた「役員責任調査委員会」は20日に公表された報告書で、9人の賠償責任を認定した上で、調査費用を含む損害額を計約276億円と算定していた。
会社が訴えるのは永守氏のほか、元社長の吉本浩之、関潤、小部博志、岸田光哉の各氏と、元副社長の佐藤明氏ら。
調査委は報告書で、長期的に未回収のリスクがある「負の遺産」の損失処理などの先送りにより、「巨額の減損損失などの計上を招き、多額の調査費用などをかけて対応せざるを得なくなった」と9人の義務違反を指摘した。
〔写真説明〕ニデック創業者の永守重信氏=2024年2月、京都市南区
2026年10月27日 18時55分