
不正会計が昨年発覚したモーター大手のニデックは28日、2026年3月期の有価証券報告書に対する監査法人の「適正意見」を今月中に取得できないと発表した。月内の取得を目指していたが、役職員が不正に関与していなかったかの確認など監査法人に求められた手続きが完了しなかった。有報に適正意見がないまま、東京証券取引所による上場維持の審査に必要な「内部管理体制確認書」を30日に提出する。
不正発覚に伴い、東証は昨秋、ニデック株を内部管理体制に問題があることを意味する「特別注意銘柄」に指定。内部管理体制の整備に関する確認書の提出を求めた。東証は、ニデックの確認書に基づいて上場を維持するか、廃止するか判断する。
ニデックは監査意見の取得に向け、追加の作業を進め、11月中に監査法人に報告する。監査の完了時期は「未定」と説明した。
〔写真説明〕記者会見で謝罪するニデックの戒田理夫社長執行役員(右)ら=28日午後、東京都千代田区
〔写真説明〕モーター大手ニデックのロゴマーク
〔写真説明〕記者会見するニデックの戒田理夫社長執行役員=28日午後、東京都千代田区
2026年10月28日 20時51分