
日本とドイツの経済関係者が集う「日独ビジネスサミット」が28日、東京都内で開かれた。登壇した経団連の筒井義信会長は、欧州連合(EU)が電気自動車(EV)などの優遇対象から日本車を除外する方向で検討していることについて、「日独を含む日EU協力を阻害することがないよう要望する」と述べ、けん制した。
EUで検討が進む、公共調達や補助金などで域内製品を優遇する「産業加速法案」を巡り、ドイツとフランスは自動車分野の優遇対象をEU加盟国などに限定する方針を打ち出している。
会合では、来日中のメルツ独首相が基調講演した。メルツ氏は、中東紛争など安全保障環境の厳しさに言及した上で「日独のパートナーシップはますます重要になっている」と指摘。「包括的および先進的な環太平洋連携協定(CPTPP)」の加盟国とEUとの対話について、「正しい一歩だ」と語った。
〔写真説明〕日本とドイツの経済関係者が集う「日独ビジネスサミット」であいさつする経団連の筒井義信会長=28日午後、東京都千代田区
〔写真説明〕基調講演をするドイツのメルツ首相=28日午後、東京都千代田区
2026年10月28日 20時43分