【ワシントン時事】世界銀行は28日公表した商品市場に関する報告書で、2026~27年の食料価格が計18%上昇するとの見通しを示した。混迷を深める米イラン紛争に伴うエネルギー高や、太平洋赤道域東部(南米沖)の海面水温が平年を上回るエルニーニョ現象が穀物など食料供給に悪影響を与えると分析した。
食料価格は26年が前年比10%、27年が7%それぞれ上がると推計した。エネルギー高や肥料高騰のほか、黒海での商船攻撃による海上輸送の混乱などを受け、価格が跳ね上がるとみている。
また、エルニーニョ現象が1950年以降で過去最大級になるとの予報などを踏まえ、コメの収穫量が10年ぶりに減少し、価格が大幅に上がると予想。世銀のコーゼ副チーフエコノミストはエネルギー高などが響き、「インフレや食料不安、経済成長の悪化を招く恐れがある」と警鐘を鳴らしている。
2026年10月28日 22時42分
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