保有契約高、50兆円目標=中小向け保険、従業員に拡大―大同生命社長



大同生命保険の藤田広行社長はインタビューに応じ、将来顧客に支払う保険金の総額を示す「保有契約高」を、自身の任期中に現在の47兆円から50兆円に増やす目標を明らかにした。大同生命は中小企業向けの保険商品が主力。今後は経営者に加え、役員や中核の従業員にも売り込み、契約高を伸ばす方針だ。

大同生命は就業不能保障や死亡保障などを提供し、現在約36万社と契約を結んでいるが、経営者だけが加入するケースが大半を占める。藤田氏は「人材難の中、従業員が長く勤務できるようにするのは経営課題。保険は福利厚生の一環として今後、必要性が増す」と述べ、販売拡大に意欲を示した。同社は他社の保険商品の販売も手掛けており、その顧客など約9万社にも自社商品を紹介し、契約獲得につなげたい考えだ。

非保険分野の事業に関しては、2030年度までの中期経営計画期間中に新規事業を始め、顧客基盤の拡大につなげる方針を明らかにした。藤田氏は、具体的な取り組みとして災害対策の支援を挙げた。業務継続計画(BCP)の策定支援や被災時の物資輸送などを念頭に置いており、「顧客に役立つ保険分野以外の事業領域をまずは一つ確立したい」と話した。

〔写真説明〕インタビューに答える大同生命保険の藤田広行社長=10月6日、東京都中央区 〔写真説明〕インタビューに答える大同生命保険の藤田広行社長=10月6日、東京都中央区

2026年11月04日 07時04分


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