上場企業、純利益43%増=AI需要、幅広く波及―9月中間



上場企業の2026年9月中間決算は、データセンター投資の拡大により人工知能(AI)・半導体需要が幅広い業種に波及し、純利益は前年同期比43.2%増の19兆7451億円と大幅増益となりそうだ。中東情勢混迷のマイナス影響が続くものの、27年3月期通期も純利益は2桁増益が見込まれる。

SMBC日興証券が、東証株価指数(TOPIX)採用の3月期決算企業1106社を対象に、5日までに決算を発表した431社(開示率39.0%)の業績を集計した。

AI・半導体需要の恩恵を最も受けるのは電気機器で純利益は倍増し、全体を押し上げた。半導体材料などを手がける化学も22.9%増。機械は防衛や建設機械関連も好調で20.8%増となった。

米イランの対立長期化により、エネルギー権益を持つ商社など卸売業は原油高を背景に33%増となった一方、空運業は燃料費上昇で26.1%減と明暗が分かれた。輸送用機器はトヨタ自動車がけん引し、20.8%増と増益に転じた。

上場企業の通期純利益予想は前期比16.9%増の67兆5920億円。SMBC日興証券の安田光チーフ株式ストラテジストは「AIデータセンターが引き続き増益ドライバー」と位置付ける。ただ、米中間選挙を経てデータセンター投資の持続性に懸念も出ており、「(米国の政治動向が)今後の焦点になる」との見方を示した。

2026年11月07日 08時07分

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