【パリ時事】フランスのマクロン大統領は19日報じられた地元テレビのインタビューで、ロシアとウクライナの首脳会談がスイスで行われる可能性を示唆した。同国の主要都市ジュネーブでの開催を支持すると語った。
マクロン氏は、欧州での開催は「単なる仮説でなく、集団の意思だ」と強調。「中立国になるため、多分スイスだろう」と述べた。トランプ米大統領やゼレンスキー・ウクライナ大統領との18日の会談後、インタビューに応じた。
プーチン・ロシア大統領を巡っては、国際刑事裁判所(ICC)がウクライナ侵攻に絡む戦争犯罪の疑いで逮捕状を出している。スイスはICC設立条約締約国で、逮捕・引き渡し請求に応じる義務がある。ただAFP通信によると、カシス外相は19日、プーチン氏が和平交渉に出席するため同国を訪問するなら免責を認めると表明した。
〔写真説明〕フランスのマクロン大統領=13日(AFP時事)
2025年08月20日 12時38分