【カイロ時事】イスラエルのメディアは19日、カッツ国防相とザミール軍参謀総長がパレスチナ自治区ガザの主要都市ガザ市制圧に向けた作戦計画を協議したと報じた。イスラム組織ハマスは18日、60日間のガザ停戦案に同意すると表明。イスラエルは同案を精査中としているが、同時並行で制圧計画の準備を進めてハマスへの圧力を強め、一層の譲歩を迫る狙いとみられる。
報道によると、軍が立案した作戦では、ガザ南部にガザ市住民を受け入れる環境を整え、10月7日までの退避を住民に勧告。その後、少なくとも8万人の兵力で同市を包囲し、地上侵攻する。
〔写真説明〕パレスチナ自治区ガザとイスラエルとの境界で展開する同国軍=7月23日(AFP時事)
2025年08月20日 12時38分