自民、総裁選前倒しの議論開始=議員・地方組織の意思確認へ



自民党は19日、石破茂首相(党総裁)に対する事実上の「リコール」を意味する総裁選前倒しに関する議論を始めた。党所属国会議員と各都道府県連の意思確認で、過半数の要求が集まるかどうかが焦点。報道各社の世論調査では、首相の続投を望む声も広がっており、「石破降ろし」の動きが強まるかは不透明だ。

総裁選挙管理委員会(逢沢一郎委員長)は同日、党本部で初会合を開いた。委員の欠員を補充した後、意思確認の時期や方法を議論。予定の1時間を約45分超過したが結論は得られず、来週早々にも改めて話し合うこととなった。

逢沢氏は会合後、意思確認について「書面で行う方向で整理したい」と記者団に説明。本人確認を徹底するため、回答時に記名を求める考えも示した。

〔写真説明〕首相官邸に入る石破茂首相=19日、東京・永田町 〔写真説明〕自民党総裁選挙管理委員会の初会合であいさつする逢沢一郎委員長=19日、東京・永田町の同党本部

2025年08月19日 19時12分


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