石破首相「マラソン会談」スタート=3日間で35人、連携強化図る―TICAD



石破茂首相は20日、第9回アフリカ開発会議(TICAD9)のため来日したアフリカ各国首脳らと恒例の「マラソン会談」をスタートさせた。3日間で35人との意見交換を予定しており、初日はケニアのルト大統領ら15人と会談し、「自由で開かれたインド太平洋」実現に向けた連携強化などを確認した。

20日に会談したのはルト氏に加え、会議で共に共同議長を務めるアンゴラのロウレンソ大統領、国連のグテレス事務総長、アフリカ連合(AU)のユスフ委員長ら。首相はルト氏に対し、インドからアフリカまでを一つの経済圏と捉える新たな「インド洋・アフリカ経済圏イニシアチブ」構想に触れ、「ケニアと協力していきたい」と伝達。ルト氏は日本企業の投資促進へ緊密に連携したいと応じた。

ロウレンソ氏と会談した首相は、会議の成功や日本とアフリカの関係強化に向けて「協力をお願いしたい」と要請。ロウレンソ氏は「日本との関係はアフリカの発展に大きく貢献する」と語った。

〔写真説明〕会談前に、ケニアのルト大統領(右)と握手する石破茂首相=20日午前、横浜市西区(代表撮影) 〔写真説明〕会談前に、アンゴラのロウレンソ大統領(右)と握手する石破茂首相=20日午後、横浜市西区(代表撮影) 〔写真説明〕アフリカ連合(AU)のユスフ委員長(右から2人目)と会談する石破茂首相(左端)=20日午前、横浜市西区(代表撮影)

2025年08月20日 19時01分


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