制御棒は電動式の新型=運転停止の柏崎6号機



東京電力柏崎刈羽原発6号機は、事故を起こした福島第1原発と同じ沸騰水型軽水炉(BWR)だ。同型ではこれまでに東北電力女川原発2号機(宮城県)と中国電力島根原発2号機(島根県)も再稼働しているが、柏崎6号機は新しい改良沸騰水型(ABWR)で、制御棒の操作は従来の水圧式ではなく、モーターで行っている。

東電の担当者は再稼働前、「BWRだとモーターがないので、モーター系のトラブルがあるかもしれない」と話していた。

日本の商用原発で一般的な軽水炉では、ウランの核分裂反応で生じた中性子が次のウラン原子核にぶつかることで、連鎖的に反応を起こす。制御棒は中性子を吸収する素材でできており、燃料の間に出し入れして反応を制御している。

従来のBWRは、水圧で炉の下部から制御棒を押し上げる仕組み。1970~90年代に、原子炉の運転停止中に水圧弁の誤操作で制御棒が抜け、臨界に達する事故が複数の原発で起きていたことが2007年に発覚した。

電動式のABWRでは同様の事故は起きないと考えられていたが、同年の調査で柏崎6号機でも96年、試験時にモーターの電源切り忘れから制御棒が全挿入の位置から4本下がっていたことが判明していた。

〔写真説明〕東京電力柏崎刈羽原発6号機建屋=2025年6月、新潟県刈羽村

2026年01月23日 09時38分


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