
横浜市青葉区の住宅で2024年10月、侵入してきた男らに襲われ死亡した後藤寛治さん=当時(75)=は、読書や絵を描くのが好きで、周囲からは「温厚な人」として知られていた。「なぜ被害に遭ったのか」。近隣住民は悔しさをにじませた。
近隣住民によると、後藤さんは妻と2人暮らしだったが、事件後、現場となった住宅は取り壊された。知人女性は、後藤さんが描いた風景画や人物画などが玄関に飾られていたと振り返り、「温厚で、率先して物事に取り組む人だった」と話した。
読書好きで、自転車で図書館に通う姿を見たと話す住民もいた。
「想定外のとんでもないことが起きた」。現場近くに住む女性は、後藤さん宅の窓が前夜から開いたままになっていることに気付いて110番したという。「なぜ後藤さんが被害に遭ったのか分からないまま。遺族の気持ちは計り知れない」とうつむいた。
閑静な住宅街で起きた事件に衝撃を受け、女性は自宅前に防犯カメラを設置。「いつ何が起きるか分からないので気を付けなければ」と話し、家族と小まめに連絡を取るようになったという。
後藤さんと会えばあいさつを交わす仲だったという70代の女性も「まさかここで事件が起きるとは。早く全容を解明してほしい」と願った。
〔写真説明〕後藤寛治さんの遺体が見つかった住宅の周辺=2024年10月16日、横浜市青葉区
2026年02月07日 07時17分