「接待」重ね、事件に利用=回収役の男に―首都圏強盗



横浜市青葉区の強盗致死事件で、強奪品の最終的な回収役だった被告の男(23)=公判中=は、実行役や回収役の中で唯一、首謀者の一人とされる福地紘人容疑者(26)と直接会う関係だった。横浜地裁で開かれた被告の公判などからは、同容疑者が定期的に食事をおごるなど「接待」を繰り返し、事件に引き込んでいった様子が浮かび上がる。

弁護人によると、関戸力翔被告は2023年に成人式後の飲み会で同容疑者と知り合った。「会社の社長だ」と紹介されたが、「LINEは使っていない」と言われ、秘匿性の高い通信アプリ「シグナル」で連絡先を交換した。

同容疑者からは月1回ほどのペースで、飲食店やキャバクラなどに誘われ飲食を共にした。「準暴力団打越スペクターの関係者で怖い人」との認識もあったが、「羽振りのいい先輩」として付き合いを続けたという。

その後、割のいい仕事と紹介され、大麻の売人をするように。一連の強盗事件が相次いだ24年秋ごろには、現金の回収や運搬を依頼され、青葉区の事件では強奪金を同容疑者宅に届ける重要な役割を果たした。

被告人質問では「ごちそうしてもらった身としては断りづらかった」と当時の心境を吐露。同容疑者が実際にはLINEを使っていたことも後から知ったといい、弁護人は「同容疑者はもともと被告を利用するつもりだったのだろう」と話した。

〔写真説明〕横浜地裁

2026年02月07日 07時09分


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