
第67次南極地域観測隊の川村賢二副隊長(国立極地研究所教授)が9日、オンラインで記者会見し、南極大陸・ドームふじ基地近くの観測拠点で昨年12月から35日間、氷床を掘削した結果を明らかにした。深さ1783メートルまで進み、約13万7000年前と推定される氷を採取できた。
「第68次隊で順調に掘削が進めば、深さ約2735メートルと推定される氷床の底まで到達し、100万年以上前の氷を採取できる見込みだ」という。この氷は過去に降った雪が層状に積み重なってできており、当時の大気成分などを含んでいるため、気候変動の解明に役立つと期待される。
〔写真説明〕第67次南極地域観測隊が南極氷床を掘削して採取した約13万7000年前の氷(写真左)と掘削装置(国立極地研究所提供)
2026年04月09日 15時48分