
東京大大学院での共同研究を巡る汚職事件で、高額接待を繰り返したとして贈賄罪に問われた一般社団法人「日本化粧品協会」代表理事、引地功一被告(52)の判決が26日、東京地裁であった。池上弘裁判官は、懲役1年、執行猶予3年(求刑懲役1年2月)を言い渡した。
引地被告はこれまでの公判で起訴内容を認め、元同大大学院教授佐藤伸一被告(62)=収賄罪で起訴、懲戒解雇=の「絶対的権力の前では断ることができなかった」と述べていた。
池上裁判官は「(教授側とのやりとりの)メッセージ履歴を見ても、恐怖心をうかがわせる内容は見当たらず、被告側が積極的に供与する姿勢を示したことで癒着するようになった」と指摘。東大の職務の公正さや廉潔性を強く害した刑事責任は軽視できないと述べた。
〔写真説明〕東京地裁=東京都千代田区
2026年05月26日 13時10分