宮内庁、議論静観=皇族数確保には期待感も―皇室典範改正



宮内庁は、天皇陛下をはじめ皇室の方々は国政に関与されないとの立場を踏まえ、皇室典範改正を巡る議論を静観してきた。皇族数減少に伴い、活動の維持に危機感を持ち続けており、皇族数確保に向けた議論には期待感もある。

緒方禎己次長は29日の記者会見で「制度に関わること、特に具体的な議論の進め方や協議の内容についてコメントを控える立場だ」と述べ、議論についての言及を避けた。

今後について、同庁は皇室の方々の「お気持ちを十分踏まえ対応する」(黒田武一郎長官)としている。陛下は6月11日、オランダとベルギーへの公式訪問前に記者会見。皇族数確保策を巡り、「国民の皆さんの理解が得られるものとなることを望んでおります」と述べた。緒方次長は「従来と同様、制度に関わる事項の言及は控えたいと明確に断られた上でのご発言と承知している」と説明した。

ある幹部は「今の皇室の活動を維持するには皇族数が足りないが、公務の一つ一つに長い歴史や経緯があり、削減するのは簡単ではない。養子案も含めた国会の議論が続くが、女性皇族が結婚後も皇室に残る仕組みは整備してほしい」と話した。

2026年06月30日 20時33分

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